インフォメーション

2021.03.08 (Mon)  10:56

トピックス 高血圧症について

高血圧症について

高血圧症は、動脈血圧の高いことをいい、収縮期血圧が140mmhg、拡張期血圧が90mmhg以上の血圧のことを指します。

 

 高血圧値の分類

高血圧値を分類すると以下のようになります。

(以下、収縮期血圧を上、拡張期血圧を下と表記します。)

 

・正常域血圧

至適血圧 上< 120 かつ 下< 80

正常血圧 上120-129 かつ/または 下80-84

正常高値血圧 上130-139 かつ/または 下85-89

 

・高血圧

度高血圧 上140-159 かつ/または 下90-99

度高血圧 上160-179 かつ/または 下160-179

度高血圧 上 ≧180  かつ/または 下 ≧ 110

 

高血圧症の種類と原因

 本態性高血圧症

高血圧症の大部分で、原因が明らかでない高血圧症のことをいいます。

発生因子として、

a.腎性因子:レニン・アンジオテンシン

b.神経性因子:中枢神経、交感神経

c.内分泌因子:副腎皮質のアルドステロン

d.遺伝子因子

e.食塩過剰摂取

f.肥満、ストレス

などがあります。

 

二次性高血圧症

原因疾患が明らかな高血圧症のことをいいます。

a.腎実質性:糸球体腎炎、腎盂腎炎、糖尿病性腎症

b.腎血管性:動脈硬化、大動脈炎症候群

c.内分泌性:アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症

d.薬物性:ステロイド、エストロゲン

e.その他:妊娠中毒症

 

その他

白衣高血圧症(病院の診察室などで普段よりも高い血圧が計測 される現象)など

 

症状

自覚症状は基本的にはないのですが、重症になると、頭痛、めまい、肩こり、動悸、息切れ、鼻血などが起きます。

高血圧症に伴う臓器障害に脳出血、左心室肥大、狭心症、心筋梗塞などがあります。

 

治療

一般的な治療法は食事療法と薬物療法が主になります。

・食事療法:減塩、カロリー制限、減量、節酒、禁煙。

・薬物療法:降圧剤。

・運動療法

 

高血圧症の鍼灸治療

東洋医学に血圧という概念はありません。

ですが、高血圧症の方に鍼灸治療を施すと、血圧が安定する方が非常に多いです。

これは鍼灸治療を受けることにより、血管を収縮・拡張する働きを司っている自律神経が整うからだと言われています。

鍼治療で、五臓六腑の不調を整える全身治療を施しています。

カラダの調子が良くなることにより、全身症状である高血圧症は改善されることが期待できます。

 

近年高血圧症の薬(降圧剤)を服用される方が非常に多いです。

この降圧剤なのですが、副作用がないわけではありません。

ある専門家によると、降圧剤を長期服用することにより、脳への血流が悪くなり早く呆けてしまうことが指摘されています。

血圧が上がったらストレスを軽減させて休息し、体を冷やさないように。

深呼吸などをして酸素を多く取り込むよう。

鍼灸治療を受けて、疲れたカラダを癒し、リラックスすることが大事です。